対応検査
視野検査 ハンフリーフィールドアナライザー HFA840
HFA840は、視標の輝度の変化によって、視野を測ることができる装置になります。中心周辺の視野検査を行う際に使用されます。初期段階の自覚症状のないときに、異常があるかを正確に検査できます。また、脳血管障害や網膜疾患による視野の異常や縁内障を見つけやすいことも特徴です。早期の視野異常を検出可能で、病状が悪化する前からの治療が可能です。
光干渉断層計 Canon OCT-S1 Xephilio
この光干渉断層計は、硝子体から網膜、脈絡膜、強膜境界部までを約80度の広い範囲を1回の広角撮影で、精度の高い撮像ができます。網膜静脈閉塞症や糖尿病網膜症では、血流の不足部位に新生血管を生じ、硝子体出血や増殖性変化の可能性が高まります。この光干渉断層計を導入することによって、身体に負担なく網膜血管を確認することができるため、早期発見、早期治療が可能となります。
前眼部光干渉断層計 CASIA 2
前眼部光干渉断層計とは、身体に負担なく角膜、虹彩、隅角、水晶体を3次元撮影できる最新式の検査装置になります。角膜の形状や水晶体までの断面像を撮像できるため、緑内障発作の危険性を判断可能です。また、眼球に触れることなく隅角検査を行うことで、感染リスクを軽減することができます。
広角眼底カメラ eidon
この広角眼底カメラでは、LED照明を用いることによって、他の広角眼底カメラと異なり真の眼底像を撮影することができます。白内障や硝子体に濁りがある場合でも、高解像度高コントラストの画像撮影が可能です。また、視神経乳頭も撮影可能です。
白内障術前検査 ARGOS
白内障術前検査は、区分屈折率を採用しており、長眼軸、短眼軸とも正確な測定ができます。従来の等価屈折率を採用していた光学式眼軸長測定器よりも、より正確に眼軸長を測ることができます。また、網膜剥離や高度に進行した白内障患者さんにも対応しており正確な測定が可能であることから、白内障手術後の見え方の不満が軽減します。
術中ガイドシステム VERION
術中ガイドシステムによって、手術前に計測した眼球像と、手術中の画像とを比較することで白内障の手術中に最適な切開部位を指定できます。また、乱視の軽減のための乱視矯正眼内レンズ(トーリック眼内レンズ)移植に使用します。手術中に眼内レンズの適切な位置(乱視角度)を確認しながら手術が可能であるため手術の質を高めることが期待できます。
白内障・硝子体手術装置 UNITY VCS
業界初の革新技術が搭載された、最新の白内障・硝子体手術装置UNITY VCSを2025 年11月に導入致しました。白内障手術と硝子体手術を同時に行える最新機種になります。
白内障手術の革新技術として、インテリジェント潅流システム、リアルタイム感知システム、4D 超音波発振システムを完備して、生体に近い環境下で白内障手術を安定的かつ効率的に行えるよう設計されています。また、画期的な超音波振動により、従来技術と比較して、最大2倍の速さで核処理を実現し、眼内でのエネルギー量を41%低減して、手術侵襲を軽減できます。
硝子体手術装置にも革新技術として、3 万回転カッター、ブルーライトを軽減した眼内照明、複数同時スポットレーザー照射、新たな眼内潅流システムが導入され、より安全で効率性の高い装置となり、目に優しい手術が可能になりました。
手術顕微鏡 LuxOR® Revalia
明るい徹照光と深い焦点深度により手術中の水晶体の状態を正確に把握できるため、術者の的確な治療をサポートします。
3D手術システム NGENUITY
3D手術システムによって、術者は長時間顕微鏡を覗きこむ必要がなくなり、リラックスした体勢で手術可能となりました。また、手術スタッフが手術映像を術者同様にリアルタイムで観察できることも特徴です。このため、手術室でのコミュニケーションが取りやすく、安全な手術に繋がります。さらに、3Dメガネの使用によって、手術の3D映像を見ることができます。手術スタッフが手術状況を正確に把握でき、手術時間を短縮することにつながり、結果的に患者さんの負担は軽くなります。